ギフトエコノミーとは by Service Space

ギフトエコノミーやギフトエコロジーの領域を開拓して、世界に広めているService Space(サービススペース)にDefining Gift Economy(ギフトエコノミーの定義)という記事がある。
英語が読める人はcheck it out!

以下、みんなと簡単にシェアしたい部分(雑訳&メモ感覚)

もっともシンプルな形でのギフトエコノミーを理解するのは難しくない
→ 物やサービスの「同意された交換条件/対価」がない譲渡
何かをあげた/譲ったときに、交換の期待も手段もないことが多い

それがギフト

例えば、見知らぬ人に無条件で助けられたり、誰かに何も求めずに何かをプレゼントしたり、母乳をいただいたり、日光を浴びたり

*ちなみに、バーターや物々交換はギフトと区別されていることが多い。ギフトは交換ではないことが一つの特徴。

「ギフトエコノミーのやりとりには3つの不可欠な特徴がある」

1。物やサービスを提供(ギフト)している人は、無私無欲であること。必ずしも、何も報酬を意図してないとは限らないが(報酬を意図していない場合が一般的だが)、利他的行為の要素がある。

2。やりとりの中で「あそび」(free play)がある。これは、今の主流である市場経済(値段が決まっている売買)と対照的である。生産者が物やサービスの価値(値段とか)を決めるのではなく、受け取る人がその価値を見出す。ギフトエコノミーの中の生産者は、自由にものをギフトすることが関係性を強化して、それにより全ての人が得すると信じている、たとえそれがどれだけ小さなやり取りだとしても。

3。ギフトエコノミーのやりとりは、一つのやりとりにとどまらない(例えば、AさんがBさんに何かをあげる。終わり)。できるだけ、ギフトの連鎖反応を目指す。無私無欲のギフトの波紋が広がることを願う。AさんがBさんに何かをギフトした場合、BさんはAさんに何かを返すのではなく、BさんはCさんに何かをギフトする。ペイイットフォワードはそういう意味をもっている。

ギフトエコノミーは、思いやりやジェネロシティーを育む楽観的な視点である。希少性よりも豊かさに比重が置かれている世界観。そして、他の人も利己的な行為よりも、利他的な行為をするだろう(いつもではなくても)と信じるあり方。

ギフトエコノミーは、私たちがつながり合っていることを思い出させてくれる。人と人、人と他の生命、そして人とその他のもの。

From Sharing Economy to Gift Ecology(シェアリングエコノミーからギフトエコロジー)という記事もいつかシェアするね。シェアリングエコノミーとギフトの決定的な違いが説明されている。

無理のない、自分の心を養うギフトをして、みんなで豊かになろう!

パーマカルチャーツアーやってるよ。