ショートバージョン
ソーヤー海(Kai Sawyer)
共生革命家。「東京アーバンパーマカルチャー」創始者。 1983年東京生まれ、 カリフォルニア州立大学サンタクルーズ校で心理学、有機農法、 サステナビリティを実践的に学ぶ。コスタリカのジャングル、 アメリカ西海岸などでパーマカルチャーを実践。 原発事故を機に2011年、日本に帰国して「 東京アーバンパーマカルチャー」を立ち上げる。
現在は千葉県いすみ市に住みながら、国内外でパーマカルチャー、 非暴力コミュニケーション、 マインドフルネスのワークショップや、 ラジオ、テレビ出演などさまざまな活動を行っている。2016年からいすみ市に「 パーマカルチャーと平和道場」をGreenz. jpの鈴木菜央さんと立ち上げ、 共生社会のための実験やトレーニングの場として展開している。 現在は、共生社会を創造する「大学」Isumi Ecoversity(仮)の立ち上げに取り組んでいる。 二児の父。
『Urban Permaculture Guide 都会からはじまる新しい生き方のデザイン』(エムエム・ ブックス)、『みんなのちきゅうカタログ』( トゥーヴァージンズ)監修。
HOMEPAGE http://tokyourbanpermaculture. com
YOUTUBE https://www.youtube.com/ channel/ UC3I3b9BHowCihH4QKXge3Yg
Greenz.jp 連載 ソーヤー海の共生革命日記
ロングバージョン
東京生まれ、新潟の南魚沼、ホノルル、大阪育ち。
中高を大阪の千里国際学園で過ごす。
大学入学までは社会問題に関心がない優等生、スポーツ少年、プチ不良。米軍に入隊することを夢見ていた。
UNIVERSITY OF CALIFORNIA SANTA CRUZ
2001年 カリフォルニア州立大学サンタクルーズ校(UCSC)入学。
心理学と教育学専攻。
入学(アメリカは9月にタームが始まる)後すぐ911が起き、もともと学生運動が活発な大学だったため、学生が立ち上がる姿に心が動き初めてのデモに参加。米軍によるアフガニスタン爆撃に反対する学生 walk-out(授業中に立ち上がってデモに参加するアクション)。大学が閉鎖され、たり、自身が関わっていたStudents Against War(学生反戦団体)が国防省に監視されていたことが全米ニュースとなる。
War on Drugs 麻薬戦争による黒人や中南米の移民の差別と、さまざまな人権侵害が行われている現状、prison-industrial-complex(産獄複合体)についての啓蒙活動に関わる。
大学の属するUniversity of Californiaが核兵器の製造ラボを運営していることへの反対運動と啓蒙活動に取り組む。University of Californiaと核兵器の製造をテーマとした、大学の授業 UC and the Bombを立ち上げる。
Education for Sustainable Living Program(持続可能な社会のための教育プログラム)のオーガナイザー、講師、共同代表として3年間たずさわる。そこで、サティシュクマール(平和活動家、シューマッハカレッジ創始者)、ヴァンダナシヴァ(環境活動家)、マーシャルローゼンバーグ(NVC創始者)、ポールスタミッツ(環境再生に取り組むキノコ博士)、戦争に反対する退役軍人などと出会う。
この、学生が立ち上げ国際的な賞を受賞したプログラムについて詳しくは、明石出版の「持続可能な生き方をデザインしよう」に書かれています。
有機農業運動に加わり、大学にある複数の有機農場でbio-intensive農法を学ぶ。パーマカルチャーや福岡正信の「藁一本の革命」と出会う。
気候危機の啓蒙活動にも取り組み始める。
2005年 UCSC 講師/teaching assistant – サステナビリティ(Education for Sustainable Living Program)
ZEN
2007年 禅僧ティクナットハン師とカリフォルニアで出会い、禅・瞑想・マインドフルネスに目覚める。その後、2ヶ月間 Deer Park僧院で僧侶と暮らす。
COSTA RICA
2007年 あり方と生き方を見直すために、大学の仕事を辞めてコスタリカのジャングルに移住。猿や軍隊アリと共に暮らしながら、自然の恵みをいただき、初めて人間以外の生物がお金を使わず、ゴミも出さずに循環型な暮らしていることに気づく。地球と太陽と出逢い直す。
PERMACULTURE
2009 ワシントン州のBullocks Permaculture Homestead(ブロックス)で3週間のパーマカルチャーデザインコースを受ける。
2010〜2011年 パーマカルチャーの理解と技術を深めるために、ブロックスで研修生生活をする。学びを分かち合うために、初めてのブログ 「Living Permaculture パーマカルチャー生活」を立ち上げる。
VIPASSANA
2011年 福島原発事故を期に、日本で平和活動に取り組むことを決める。
帰国後、京都で10日間のヴィパッサナー瞑想プログラムに参加する。そこで、奉仕者として生きて、ギフトエコノミーで活動をすることを決める。
「東京アーバンパーマカルチャー」というブログを立ち上げ、共生社会に向けて活動を始める。
UNIVERSITY OF TOKYO
2012年 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 サステイナビリティ学グローバルリーダー養成大学院プログラム(自主退学)
(省略)
ISUMI
2016年 湘南の葉山町から千葉県のいすみ市に移住。パーマカルチャーと平和道場を立ち上げる。
PAPITO
2017年 パパになる。
世界の活動家やチェンジメーカーとのつながりから、ビッグ・ピクチャー・アクティビズムと呼ばれるホリスティックに社会をとらえ構造改革をはかるための啓蒙と教育プログラムを多数行なっている。
シューマッハカレッジ(Schumacher College)日本人向けショートプログラムのオーガナイザーと講師をしており、ホリスティック・サイエンスで社会を変革するためのIsumi Ecoversityを準備中。