【コロナウィルス】今の心境と仲間の方針 version4月17日

最近、取材や講演などでコロナウィルスについて、話をするようになった。さまざまな観点からコロナ現象を捉えようとしながら、共生革命とどうこの現象がつながっているのかについて深く考えている

まだ、困惑が僕が感じている大部分だと思うけど、それとともに「観察」すること、「共感」すること、そして「愛の実践」をすることがもっとも大切なのではないかと思っている。自然とふれあいながらタネを植えたり、木を植えたり、地球を感じながら感動し続けること

終わりゆく時代
僕たちが生まれ育った「常識」が崩れる中
次にどんな文化、社会、政治、経済、暮らしを
育てていきたいのかをしっかり考える
人類にとっての重大なリトリート

明日、死ぬかもしれない
いつでも死がいつ訪れるか分からないけど
コロナウィルスでそのリアリティーが
より身近に感じられる

are you living the life you really believe in?
あなたは自分が本当に満足できる人生をいきているか?

what is the most wonderful thing you can do now?
あなたが今できるもっとも素敵なことは何?

who would you like to forgive, so you can be more free?
あなたは誰を許したい?あなた自身がより自由になるために。

というような問いを考え始めた

そして、いま生きていることを大いにお祝いしている
I am alive, NOW

今日、パーマカルチャーと平和道場では、コロナウィルス現象を受けて今後どう対応するかを話し合った。みんなの気持ちや気がかりを聞きながら、分かる範囲でベストな方針を考えた。とりあえず、次の数週間は道場で来客者は受け入れないことを決めた。道場関係者も基本的には買い物以外は人と物理的に接しないことを決めた。この会議もみんな近くにいて普段だったらハグをする仲なのに、オンラインで行なった。いや〜辛いね〜

嘆き多し!

さて、仲間の鈴木なお(Greenz.jp)と斎藤ゆか(アクティブホープ)の世界へのメッセージがまとまって大事な視点だと感じたからシェアしたい。読んで、複雑な心境だけど状況が複雑だからそれはそうだろうって思っている。ゆかのメッセージはパンチが効いていて、僕としては「世界の愛し方」はさまざまな形があると思うけど、彼女のおかれた状況や大切にしていることもしっかり受け止めたい。

みんなの参考になれば
(ゆっくり呼吸しながら、自分の心とつながって読むのがオススメ。読み終わったら、立ち止まって自分が何を感じているかとつながってみて)

NPO法人グリーンズの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応

(2020年4月13日公開)

読者と関係者のみなさまへ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が日本でも、世界的でも広がっています。罹患されたみなさまには、心よりお見舞い申し上げます。

NPO法人グリーンズは「いかしあうつながりがあふれる幸せな社会」をビジョンに掲げ、「関係性のデザイン」を通じて自分自身とのつながり、他者とのつながり、自然とのつながりを回復し、持続可能な社会をつくることを目指しています。

人と人が物理的につながることを通じて広がる新型コロナウイルスは、世界中の人がつながっていることを改めて実感させてくれると同時に、豊かな人間関係、私たちと自然との関係、もっと言えば社会の持続可能性、レジリエンス(しなやかな復元力)への大きな問いを投げかける出来事だと捉えています。

このような時こそ、人と人が心でつながり、それぞれが本当に大切なことを大切にできて、あらゆる命が尊重される社会をつくるチャンスです。そのような動きは今、世界中で沸き起こっており、私たちグリーンズもそのような社会の実現に向けてこれからもチャレンジしていきます。

いま、私たちができることは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に最大限努めながら、罹患してしまった人々や罹患すると命に関わる人々のケアを行うこと、そして経済的な打撃を受けてしまっている飲食店をはじめとした地域経済をサポートすることです。私たち全員がそれらのことを気にかけ、それぞれができることをやることが重要です。

その上で、NPO法人グリーンズとしてこの問題にどのように対応し、どのような役割を担っていくのかを以下にお知らせします。

なお、このページは社会的な情勢に合わせながら、必要に応じて随時更新していきます。下記に記載している対応は「2020年6月30日」までの期間を予定し、それ以降は慎重に検討しながら延長する可能性がございます。

支援

NPOグリーンズがもっているメディアやネットワークといった資源を最大限活用し、greenz.jpの取材先、greenz people、読者への支援をできるだけ行っていきます。まずは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて困っているプロジェクトを支援する特設ページを開設しました。読者のみなさんにもこの支援に参加してほしいと思っています。詳細はこちらです。

全体での取り組み

社員と関係者の安全を最優先とし、オフィスへの出勤を原則停止、完全オンラインで業務を継続します。

グリーンズの学校の対応

すべてのクラスを、原則オンラインに移行します。

企業・行政とのコラボレーション案件の対応

既存案件の実施に際して、関係者の安全を最優先に、協議の上、できるだけオンラインにて実施します。新規案件については、完全オンライン化を目指します。

greenz.jpでの対応

すべての取材を含む、記事制作プロセスは完全にオンラインのみで行います。

グリーンズ出版の対応

書籍の発送が遅れる可能性があります。また、状況に応じて、発送ができない状況になった場合、返金で対応することがあります。

イベントの対応

自主企画イベントも、企業・行政コラボレーション案件も、オンライン開催へ移行します。

克服する日に向けて

わたしたちもこの新型コロナウイルス感染症の問題がいつ収束するか、わかりません。大切な親戚・友人たちとゆっくり話したり、同じ思いを共有する仲間と共に集まるという、コロナ以前では「当たり前」だったことを、心から感謝とともに、できるその日まで、みんなで力を合わせ乗り越えていきましょう。

特定非営利活動法人グリーンズ代表理事
鈴木菜央

支援ページ(随時更新)


斎藤ゆかのメッセージ

【世界を愛そう】
(長いけど、最後まで読んでくれたら嬉しい) 

コロナウィルスで「これまで通り」の生活がガラリと変わった…という人は、きっと世界中でたくさんいらっしゃることと思います。このメッセージを目にした皆さんや、皆さんの愛する人たちが、どうか健やかでいてくださることを願っています。また、すでに感染された方や、感染が疑わしいと思われている方たちは、1日も早く身体的な苦しさや不安から解放されるよう、心から願っています。 

今日は私の周りで起こっているコロナウィルスの情報をみなさんにシェアしようと思って、このメッセージを書いています。国や地域が違うと、対策や社会の温度感などが随分と違うので、「あぁ、やっぱりこんな場所もあるんだなぁ」とか「え!こんな場所もあるんだ」と知ることで、行動選択の持ち札が増えるかも、と思って…。そんなわけで、ここに書いているのは、どちらの国の対策の方が良いか、などという比較評価ではないので、誤解のないようにね! 

さて、私の住むバークレーも含め、シリコンバレーやサンフランシスコを含む北カリフォルニアの7つの郡に対して、3月16日月曜の夜中の12時以降、屋内退避令(shelter in place order)が出されました。詳しくは、3月17日のCNNの記事にあるので、気になる方は英語ですが読んでみてください。https://www.cnn.com/…/coronavirus-california-she…/index.html 

そんなわけで、昨日からバークレー内の全てのカフェ・レストラン・バー・ワイナリーは休業に入りました(ただし食料品店とレストランのテイクアウトはまだ大丈夫)。 

街は人も車も少なく、静かなので、普段は気づかない自宅の冷蔵庫の音(オンボロ冷蔵庫なのでびっくりするほどウルサイのです)やら、窓の外の鳥の鳴き声がよく聞こえてきます。 

どうして行政はここまでやるのか…? 

その答えは「感染のスピードを緩めるため」です。 

今のままのスピードで感染が拡大すると、医療機関での受け入れがパンクしてしまい、症状が進行中の人だけでなく、すでに重症化している人も、その他の理由で医療的措置が必要な人たちも、適切な医療的措置が受けられなくなってしまうから。 

予想を上回る速度で感染が拡大してしまったイタリアに見られるように、医療機関がパンクしてしまうと、医療的措置だけでなく、ベッドや受け入れ病院そのものまでが足りなくなってしまうからです。 

「もし、適切な治療さえ受けられていたら、回復の見込みがあったかもしれない…」そんな悲しい状況が起こらないためにも、今の時点では、せめて医療機関をパンクさせない程度の緩やかな感染スピードに抑えることを目標にしています。 つまりウィルスの完全撲滅は無理なので、なんとかして共生・共存できる着地点を探している、という感じ。 

これについてはInternational Business Insiderに掲載されたグラフが分かりやすいので、添付しておきます。***


さて、私の周りには、みなさんよくご存知のジョアンナ・メイシーさんに加えて、高齢者の方が数多くいらっしゃいます。半世紀近く生きてきた私ですが、しょっちゅう「若いわね〜」と言われるので、ウッカリその気になってしまうほどです。 


コロナウィルスの特徴は、慢性疾患や高齢者においては致死率が跳ね上がることにもあります。80歳を超えると10%以上の致死率が報告されているので、単純にいえば10人に1人以上が感染によって生命を落とす、というのが現状のようです。 

私自身はもともと風邪をひきやすく、インフルエンザは流行っても流行らなくてももれなく感染し、つい3年ほど前には子供しかかからない手足口病にかかるなど、免疫力の弱さには自信があります。エヘン!食事も睡眠も運動も、どれも頑張ってるんだけど、もともと持って生まれた性質のせいか、どんなに頑張ってもかかってしまうんですよねぇ…なので「免疫力さえ上げて、幸せに暮らせば、感染症なんて恐れるほどのものではない。感染症を恐れることの方が、感染症より恐ろしいのだ!」なんてマッチョなメッセージには、簡単にぶっ飛ばされてしまう(笑)

とはいえ、私の恐れの中には、自分がコロナウィルスに感染して重症化するかどうかよりも、自分でも知らない間にキャリアーとして誰かを感染させてしまうことがあります。 

もし私が感染しなければ、私の身近な高齢者の生命の危険度は減少し、私や私が引き起こしたかもしれない感染者が受けるはずの医療的措置を、他の重篤な人たちに振り分けることができます。つまり、助かる生命があるかも… 

生命の織り物は複雑につながりあっていて、どの糸を引っ張ればどの部分が動くのか、よう分かりません。でも、今のコロナウィルスの状況は、私の健康が誰かの生命と密接に繋がっていることをいろんな形で可視化してくれているように思います。 

だから「私は感染しても多分大丈夫だから」と思っている人たちも、できれば感染せずにいて欲しいなぁと思っています。感染拡大を助長しないことが、他の人が生きる確率を上げることになっている…かもしれない。そして、何より、私は、みんなに元気でいて欲しいと思うから。 

とはいえ、人との繋がりが絶たれることはつらいし、ウィルスに怯えて自分の行動を変えるのはなにかしら抵抗があったりもすると思う。「怯えから行動したくない」とも思うよね。でもね、これを「怯え」からではなくて「愛からの行動」と見たらどうだろう? 

世界を愛しているから、私は今は感染拡大に加担しない 

そんな風に思ったら? 

世界が、今、求めているのは、私たちの「怯え」じゃなくて「愛」だと思う。 

さあ、世界を愛そう!

Yuka Saito

僕が書いたコロナウィルス関係の記事一覧

・3月8日コロナウィルスと希望

・4月2日【コロナウィルス】システム思考から見た状況−安納ケンとの対談

・4月7日【コロナウィルス】こういう時こそ共感−鈴木重子とソーヤー海の対談

パーマカルチャーツアーやってるよ。