2011年に始まったTUP(東京アーバンパーマカルチャー)の10周年記念の記事を、2020年にGreenz編集チームが制作に乗り出した。
ゆるゆるな感じで、なんと完成した記事が今月公開された(3年越し!)。
いいね、こういう早い時代のスローペース。
いろんな経緯や縁で繋がって、社会にインパクトを与えるTUPを作っている人たちの、ストーリーが凝縮されている。
社会を変えるのは、立ち上がった普通の市民。
一緒にもっと豊かな社会を創造していこう
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私たちは特別だったわけじゃない。きっとあなたも。ソーヤー海率いる通称「TUP」メンバーがパーマカルチャーに飛び込んでいったきっかけとは【前編】
「いかしあうつながりがあふれる幸せな社会」を目指すNPOグリーンズ。「関わっている存在すべてが幸せになり、幸せであり続ける関係性=いかしあうつながり」を考え実践するようになった背景には、発案者・鈴木菜央を中心に、メンバーがソーヤー海さん率いる「東京アーバンパーマカルチャー(通称: TUP)」から受けた影響があったといえましょう。
TUPが主宰する、国内外のパーマカルチャーの名所をめぐるツアーへの参加。
「いかしあうデザインカレッジ」の共同企画。
海さんによるgreenz.jpでの連載。
そんなグリーンズが影響を受け、連携をつづけてきたTUPは今年で活動開始から13年。
TUPが10周年を迎えた当時、2020年に、海さんをはじめ、彼とともにTUPの活動を展開し、国内外でパーマカルチャーを実践してきたメンバーが集結。そこで各自がどのように海さんやパーマカルチャーと出会い、実践者となり、やがて”pollinator(送粉者・授粉媒介者)”になっていったかお伺いした様子を公開します。
取材をして気づかされたのは、彼・彼女たちが特別な背景・立場に恵まれていたわけじゃない。私たちも、誰もがパーマカルチャーや社会変革を実践し体現できるということ。
「きっと私も」そんな兆しを感じながら、前後編たっぷりお楽しみください!「東京アーバンパーマカルチャー」
「ソーヤー海が、新しい未来をつくるために始めた「共生革命」。
「パーマカルチャー」「ギフトエコロジー」「共感コミュニケーション(NVC)」「マインドフルネス」「社会変革」の5つのテーマに共感した仲間たちとムーブメントを拡大中。」
続きは、Greenz.jp
なぜ田舎でなく都市で? ソーヤー海率いる通称「TUP」チームはなぜ、パーマカルチャーの活動拠点を”問題の集積地”にしてきたのか【後編】
後編では、TUPはなぜ「アーバン=都市」をキーワードにし活動しているのか。パーマカルチャーや持続可能な暮らしを、どのように都市部でも取り入れていけるのか。TUPメンバーたちが出会った事例、実践していることを聞いていきます。
どうせやるんだったら一番大きな問題を解決したい
菜央 みんなの活動もそうだけど、TUPは中心がなくて、それぞれがアクティビストとして動いていて、メディアや、アートのようなクリエイティビティとか、東京やそれぞれの場所にある資源をうまく使いながら新しい社会をつくろうとしていて、それがゆるやかにつながっているよね。
僕はTUPが開催しているツアーに参加するまで、田舎に行かないと持続可能な暮らしは実現できないと思っていた。でも、都会でも全然できることがわかった。30世帯くらいが住む集合住宅で、みんな喜んでコンポストトイレを使って、できた土ですごく豊かな畑をみんなでやっていたり……そんな例がたくさんあった。
海 パーマカルチャー関連で日本で最初に出版されたBill Mollison(※)の本『パーマカルチャー』には「農的暮らしの永久デザイン」っていうサブタイトルがついていて、オーストラリアの広大な土地の写真が載っているんだけど、それって日本の文脈、特に都会にいるほとんどの人にはあまり響かなくて、すごくもったいないと思った。
そうではなく、より多くの人に響かせるためにどうしたらいいか。日本のアーバン・パーマカルチャーはギフトエコロジーやNVCを前面に出しているけど、それって僕が定義をつくっている感じがあって、日本に合うようにパーマカルチャーを進化させたと僕は思っている。
(※)ビル・モリソン。パーマカルチャーの提唱者のひとりでオーストラリアの学者
菜央 TUPはどうして「アーバン=都市」をキーワードにしているの?
続きは、Greenz.jpで