【気になるニュース】日本の女権、気候変動の訴訟、永遠の化学物質、粘土壁の塗り替え

毎日、スマホでBBC, asahi.com, Japan Times, The Guardian, Yahoo!ニュースを見ている。多様性のために、なるべく複数の違う視点のニュースを見るようにしている(好みによる偏りはもちろんあるけど)。

因みに、SNSはやっていないので、Twitterやフェースブックとかやっている人とは見えている世界はだいぶ違うんじゃないかな。とくに、SNSで爆発的に流行っている陰謀論系とかは、ほとんど読むことはない。その理由は、また今度。

今回は、最近僕が気になったニュース(オピニオンを含める)をシェアしようと思った。
*日本語の記事は、英語ほどニュアンスと言葉が僕は理解できないから、なんとなくの理解で響いたものを載せている

日本の男尊女卑(パトリアルキー)と、女性への抑圧と立場を変えてきた女性たちの話

日本のパトリアルキー事情(主に欧米の情報源から僕は学んでいるから)、与謝野晶子と平塚らいてう、大正デモクラシーとかについての理解が深まった。

「主語が国、社会、家、キャリアであり、女性ではない」異次元の少子化対策が女性から総スカンな理由 – The President Online 海老原 嗣生

この著者による最初に読んだ記事は

「罰ゲームのような環境で子どもを産んでも見合うほど得るものがない」異次元の少子化は女性たちの声なき主張
男と女の大きすぎる”負担の非対称性”に気づいているか

共鳴する内容が多かったけど、自分の日本語の理解力の低さにちょっと絶望。。。

モンタナの若手住民が、気候変動に関する裁判を史上初めて起こす

Young Montana residents bring climate change case to court for first time ever by Dahrna Noor – The Guardian

ちょっとずつ、Big Oil(石油メジャー/石油村)へのプレッシャーが進む中、このニュースはなかなか新しい希望の芽かもしれない。

一つの理由は、大企業/多国籍企業は軍隊並みに権力が集中していて、環境破壊、人権侵害、汚職などをしても、一般市民や政府機関が止めることがなかなかできない。ただ、corporation 法人(人ではないのに、法的に人にしてしまった圧倒的に一般市民より影響力がある謎の制度)の弱点は、法律と投資。なので、法の場で状況を変えようとする活動が、増えてきているのはもしかしたらいいニュースかも。

もう一つの理由が、原告は若者であること。被害を多大に受ける若者、赤ちゃん、生まれてない次世代は、声が産業や政府に聞かれない上に、実質的な権利も大人と比べて少ない(大人の男性が作ったシステムなのもあり)。そういう、若者の声が世の中に拾われているのは、僕たちみんな(若者だけではなく)の未来にとても重要なことだと思う。

以下、一部引用

原告は、州が「現在および将来の世代」のために「清潔で健康的な環境」に対する憲法上の保証に違反したと述べています。

2020年3月に提訴されたHeld v Montanaという訴訟は、米国史上初となる憲法上の風土裁判となります。

“私たちは政府と裁判所に、モンタナ州の他の市民や素晴らしい故郷とともに、自分たちを守るよう求めています。この事件は、モンタナ州の安全で美しく豊かな未来を守るリーダーとなるための、ひとつの大きなチャンスです。”と、19歳の原告、Grace Gibson-Snyder さんは語りました。

同州の憲法は1972年以来、「州および各人は、現在および将来の世代のために、モンタナ州の清潔で健康的な環境を維持・改善する」ことを保障している。化石燃料産業を支援することで、州はこの責任を果たしていないと、原告側は主張しています。

米化学トップ企業、水質汚染訴訟の和解金として12億ドル支払いへ

Top US chemical firms to pay $1.2bn to settle water contamination lawsuits by Carey Gillam and Shannon Kelleher The Guardian

日本でもちょっとニュースにではじめた発がん性がある「永遠の化学物質」PFAS。

残念ながら、アメリカ中の飲み水がPFASの汚染が検出されていて、それを知りながらも情報を数十年隠し続けてきた3MやDupontが、今後の多大な責任を免れるために和解金を支払うことになった。

なぜ、新日本窒素肥料(現・チッソ)が引き起こした水俣病と同じようなことが、さらにスケールアップされて起こり続けるのか?

そして、利益や長期的な被害額より安い和解金(罰金)を払える人や組織は、結局同じことを続けるんじゃないかな?

1000万もらえて、罰金500万だったら、汚染事業を続けて罰金払っても利益を得るのは資本主義教的に合理的でもあるし、資本主義者の権利と言えるよね

デュポンとその関連企業2社は、サウスカロライナ州でPFAS汚染をめぐる模擬裁判が始まる数日前の金曜日、米国の人口の大部分を供給する公共給水システムから提起された賠償請求を解決するために、約12億ドルを支払うと発表しました。

PFASメーカーの3Mも、米国内の飲料水を故意に汚染したとの疑惑に直面しないよう、和解を検討していると報じられています。

3Mは、1970年代までにPFOAとPFOSが人の健康と環境を危険にさらす可能性があることを知っていましたが、その知識を一般市民や規制当局から隠すことを決め、消火用泡に使用することを含め、化学物質の製造を継続しました。

「地球温暖化に次ぐ、史上最大の環境破壊だ」と、今度の裁判でフロリダの町を弁護する弁護士の一人、ネッド・マクウィリアムズ氏は言う。

写真で見る、マリの大モスク「ジェンネ」の粘土壁を塗り替え

土と砂と藁という建築素材を英語でcob(コブ)とよんで、住居からアースオーブンなどに世界中で使われている。僕も、ストローベール、アースオーブン、住居、ベンチなどを、cobで作ってきた。

それとは、スケールが全然違う恒例行事の様子が写真付きレポートされていた。

粘土系の建築の良さは、
・地面を掘れば、無料
・やり方によっては、環境への悪影響は少なく、健康被害も少ない
・作業する人(粘土運びと混ぜる作業)が必要なので、コミュニティ行事として行われる伝統が世界中にある。

check it out!

Replastering Mali’s Great Mosque of Djenné – in pictures

パーマカルチャーツアーやってるよ。