一年かけてやっと完成した、抑圧のない共感的子育てとパトリアルキーの記事。
できた〜
多くの人に手伝ってもらって、難しい内容を分かりやすく(そう願っている)、3部作で仕上げられた。
ありがとう!
これは、みんなに読んでほしい!!!
平和な世界をつくりたい人にはとくに!
共生革命家(平和活動家)として、最近とくに関心があるのは
→ パトリアルキーと子育て ←一番効果的な平和活動
→ 資本主義とパトリアルキー
→ ガンジー思想のsatyagrahaと非暴力の世界 ←意識と言動の平和活動
→ エコバーシティとホリスティックな世界観
→ エネルギーの自給(電気、薪、食、建築素材とか) ←暮らしの平和活動
→ うつ病とトラウマと(「病」って呼ぶのは違和感があるけど)ヒーリング
自分の心の平和、社会の平和に取り組むために、一番効果がありそうな領域
抑圧がどのように起こるのか、従順さの構造、恥という究極の武器、そして暴力的な世界がどう再生産されるかを説明した。
子育ての平和革命
以下 Greenz.jpより(一部)
本音を押し殺して指示に従う。パトリアルキー(支配構造)を超えて自由になるためにできることとは? ソーヤー海が考える。(前編)
ハロー! ソーヤー海だよ。
今日は、「パトリアルキー」の話の続きをしようと思う。
パトリアルキーって、前も話したけど、日本語だと「家父長制」と訳される。でもポイントは、支配構造と、そこからどう自由になるかという話。だから家庭のことだけじゃなくて、会社や社会全体にも深く染みついている、システムのようなものなんだ。
例えば、こんなところにパトリアルキーが現れていると僕は思う。
・年長者や権力を持っている人の意見に、つい従ってしまう。
・国会や経団連では男性の占める割合が強くて大きい。
・競争に勝ってピラミッドの上を目指すことが良しとされる。
・「男は泣くな!」「女は三歩下がって……」と教育される。
「そんなの当たり前じゃない?」って思う人もいるだろうし、こういう状況を変えたいと活動している人も多いかもしれない。
例えば、この間、こんなことがあったんだ。僕がラジオ番組に出演するために六本木ヒルズに行ったとき、駅の改札を出たところで警察が立ってて、「怪しい人探し」をやってたんだよね。職質ってやつ。で、そこにはいろいろな人がたくさんいたのに「君、ちょっと来なさい」って僕が選ばれちゃったんだ。
そして僕は指示されるままに警官のそばに行っていた。「荷物を見せなさい」「名前を教えなさい」っていろいろな指示をされて萎縮したし、心拍数が上がって自分に選択肢もパワーもないことを感じた。やがて「なんで僕はあんな不愉快な状況に協力してしまったんだろう」と不本意な体験を引きずってしまったんだ。
こんなふうに、普段はそんなことないのに、自分より年上の人や自分より立場の強い人――親や先生、上司とか――が、強く指示をしたり怒ったりすると、こういう状態になってしまうことが多いんだよね。自分は本当はやりたくないのに、「言われたからやる」とか。
みんなもそういう体験あるんじゃない?
でもさ、なんで僕は、つい従ってしまうんだろう?
なんで自分の本音と違うことをやってしまうんだろう?
嘆くことで、支配構造から解放されよう
これを探求していくうちに、「Parenting without Obedience(従順さのない子育て)」という記事に出合った。これは、僕のNVC(非暴力コミュニケーション)の先生の、ミキ・カシュタン(Miki Kashtan)と妹のアーニナが、『Tikkun』という雑誌(2019年Vol.34, No 1に掲載)に書いたもの。
パトリアルキーと子育てが、どうして関係あるのか?
これって実は、とても興味深い話なんだ。
この記事は僕の謎をすごく解き明かしてくたものだったから、今日はみんなにシェアしたい。子育てをしている人だけでなく、子どもがいなくても人間関係に苦労していたり、自分に自信を持てなかったりする人にも、ぜひ読んでほしい。もちろん、平和な社会をつくっていきたい人にもね!