ソーヤー海の新シリーズ「暮らしのあるコミュニティ」
ここ数年でよく聞く「コミュニティ」。その中でも僕が関心があるのは、暮らしのあるコミュニティ。数十年前はインテンショナル(意図的な)コミュニティというムーブメントがあった。その後、エコビレッジという表現が流行り出した。密な関係性があったかつての村や町が崩れていく中、それらの素敵な要素(助け合いとか)を再生しながら、個人の自由や多様性という価値観をより重視する多くの実験が世界中で行われてきた。より魅力的な共同体のプロトタイプだと僕は思っている。豊かな未来への芽。
僕もさまざまなコミュニティで暮らしを体験してきた。コスタリカのジャングル、禅僧のコミュニティ、若者中心のパーマカルチャーコミュニティ、キューバの共産主義社会のコミュニティ、ガンジー系の非暴力活動家のコミュニティなどなど。
そこで、考えさせられるのが 豊かなコミュニティってどんなものなんだろう?
多様な人たち、とくに今の社会で居場所が感じられない人が活かされるコミュニティってどんなものなんだろう?
環境を破壊する暮らしではなく、環境を再生する暮らしはどんなものなんだろう? 地元や仕事ではなく、世界観や価値観、ビジョンで集まった人でできたコミュニティを豊かに継続するには、何が必要なのか?
人間関係の難しさ(意見の食い違い、対立、力関係、恋愛など)とどう向き合うのか?
経済は? 運営は?
内(住人)と外(訪問者とか)をどう調整するのか?
大きな社会(一般社会)とどう関わるか?
インテンショナルコミュニティ作りのガイドブック(Creating a Life Together)にこう書いてあった「コミュニティの90%は失敗してきた」。衝撃的で悲しいメッセージだけど、確かに多くのインテンショナルコミュニティはもう存在しない。かつては日本にも多くあったと聞いたことがある。
本の中では、コミュニティを始めるのはものすごく大変で、結婚と起業を同時に始める感じに似ていると。ものすごく大変な体験をする覚悟がなければ、素直にもうすでに成り立っているコミュニティに行くことを強くおすすめしていた。残念ながら、そこまで多く選択肢はない。
著者によると、失敗する多くの理由は、【経済破綻】と【人間関係の問題】。分かる気がする。
もっと多くの人が豊かに生きられるコミュニティを育むにはどうしたらいいのか?
そんな理由から、日本で数年以上継続してきた暮らしのあるコミュニティの調査をすることにした。せっかくだから、動画にしてコミュニティに取り組みたい人、取り組んでいる人と分かち合いたかった。
PART 0は、パーマカルチャーと平和道場(DOJO)を一緒に立ち上げた鈴木菜央との対話。僕たちも、DOJOをやる中で運営、経済、人間関係の色々で悩んできた。喧嘩別れしそうになったり、共に鬱になったりも!とにかく大変で答えがないような冒険を忍耐強くやってきた。そんな菜央とシリーズを始めたかった。
DOJOという小さなコミュニティの実験をしながら、いすみ市のエコビレッジ化の実験も同時にやっていると僕は思っている。連動しながら、それぞれの違いから学ぶこと、気づくことが多く、とにかく面白い! そんな話も今後みんなと分かち合いたい。お楽しみに!
I hope you enjoy it!
moved by love
Kai
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