自由意志はどこまであるのか?神経学者ロバート・サポルスキーの衝撃的なはなし
なぜ、僕たちは暴力的な行為をしてしまったり暴力的なことを想像してしまうのか? なぜ、僕たちは時にはあたたかく思いやりのある振る舞いをして、時にはとても憎しみと暴力的な言動をしてしまうのか? そんな問いについて神経科学者のロバート・サポルスキーが様々な科学的な観点から答えを探求してきて僕たちの「常識」を覆すとても興味深い見解を広めている NVC仲間の安納ケンさんからオススメしてもらったロバートのスタンフォード大学での講演映像を見てかなり衝撃を受けている 例えば→ 僕たちは「自由意志」を過剰評価していて実は、僕たちの言動の多くは環境と心身の間で起こる複雑な反応から起こっているということとか → 裁判官の仮釈放の判定を一番大きく影響するのが裁判官が最後いつご飯を食べたかという研究の話とか → 面接している人の椅子の硬さで相手の印象が大きく変わる研究 → 砂漠で発展した民族と森林で発展した民族では一神教と多神教の違いや憎しみや復讐への捉え方の違いとか とにかくある行動がなぜ起こったかを理解するのはものすごく「複雑」であることが分かった そこから得た学びの問いは 自分を「害した」人、または「極悪犯罪」をした人は実はそれを「選択」していた訳ではないのでは? 「悪い行為」をした人を罰することに意味がないのでは?僕たちの社会の重要な機能を果たす法律、警察、法廷(報復的正義の機関)は誤った理解(人間の本質)を元にできているのではないか? 僕はどこまで本当に自分の意思で物事を決めているのか? *「悪い」、「犯罪」などをカギカッコに入れている理由はそのそもそんなものは捉え方の問題で実際には存在しないと思っているからだからと言って、なんでもいいと言っている訳でもないけど人を悪者にしない(そうラベル付けしない)よりみんなの健全さと安心が増えていく社会のデザインができるのではないかに関心がある 自由意志がどこまで存在するかは僕の今大きな関心どころそれによって世界と自分の捉え方大きく変わるから面白い! ロバート・サポルスキーのTEDトーク日本語字幕付き 安納ケンさんにすすめられたロバートのスタンフォード大学でのすっごく面白い講演The Biology of Humans at Our Best and Worst おかげさまでより自分や妻、「悪者」と僕が捉えてしまっている他の人への思いやりが増えた