アグネスチョウと、社会を変えている若い女性アクティビスト
最近、周庭/アグネスチョウが日本のニュースでも話題になっているみたい。彼女は15歳で(中国政府を相手に)社会変革に取り組み始めて、20代前半で立法会議員補欠選挙で立候補した。数日前に国家安全維持法違反の容疑で逮捕された。香港の民主主義と若者の未来のために、身を張って戦略的に活動してきた。 なぜ、一部の人は圧倒的なリスクを冒してまで「体制」や「権力」に抵抗して立ち上がるのか? 平和と人権のために、なぜ活動する人がいるのか? アクティビスム(社会変革)に取り組むと、周りから批判され、馬鹿にされ、暴力を受けて(体制や一般市民から)、脅されたり、生活も困難になったり(仕事ができなくなったり)、牢獄に入れられたり、消されたりすることさえある。 みんながそうなるわけではないけど、暴力的な構造(国家権力、差別構造、金融やエネルギー産業のような大きなお金が動く産業など)に声をあげると、大変な人生を生きることになったりする。 じゃ、なぜそんな道を選ぶ人がいるのか? しかも、15歳の少女が? 僕は大学生のときにアメリカで反戦運動に取り組んだのが、アクティビズムの始まりだった。それから、世界各国で数多くの若いアクティビストと出会ってきた。トルコの反政府デモの真っ只中で、世界から155か国くらいから500人近くの活動家が集まったGlobal Power Shiftという大会議が一番多様な体験だった。気候変動を止めるために、環境と未来を守るために、化石燃料大企業の覇権をどう変容するのかがテーマだった。その記事はGreenzで。 その時の印象的な話し革命が起きたばかりのチュニジアとエジプトの20代女子が、「催涙ガスにやられたとき、何で目を洗っている?」「コカコーラ」って感じの話をしていた。(ちなみに、ベストは普通の水らしい) Wow. What a different world. 日本でも、原発事故後に10代と20代の若者と活動をしていた時期があった。どの国でも、平和と自由のために若者は立ち上がり続けるのが僕の希望になっている。 もっと、そういう若者を支援したいし、平和と自由のために取り組む文化を育んでいきたい。thats active hope! その中でも、若者と女性をとくに応援したい。 それには、多くの理由がある(特権 privilegeやpatriarchy, 多様性、女性性の必要性、若者の想像力と特殊な社会的立場、など)。 さて、そんな訳でこの機会を使って、何人かの若い女性のアクティビストを紹介したいと思う。(適当&すご!って思った人を選んだ) さらに、セヴァン・鈴木やグレタ・トゥーンベリのように欧米系や白人の方が、メディアに報道されやすいから、白人じゃない、勇気ある若い女性を紹介したい。これも、特権 privilegeやpatriarchy/構造的な差別(彼女たちが悪いわけではなく)が理由で、あえて白人じゃな人にフォーカスしたい。ちょっと難しい話だけど(分からなかったら気にせずに) まずは、みんなも知っているかもしれない Malala マララ・ユスフザイ パキスタン生まれの人権活動家。11歳のときに、タリバンの武装勢力による女子校の破壊活動を、英BBC放送のブログに投稿し告発。その結果、武装勢力に狙われるようになり、スクールバスで帰宅途中に銃で撃たれました。この事件によって、「女の子だから」という理由で、世界中の多くの女の子が教育の機会を奪われている事実に注目が集まり、女子教育推進への気運が高まりました。事件以来、マララさんは、同じ境遇にある子ども、とくに女の子が教育を受ける権利と教育の大切さについて、世界に訴えています。 Autumn Peltier オータム・ペルティエ カナダの先住民アニシナベ族のオータム・ペルティエは環境活動家として知られる。中でも、水不足や水の汚染に対して強く訴え、「ウォーター・プロテクター」(水の守り主)としても知られている。彼女が活動家になったきっかけも故郷であるウィクメミコン地域(オンタリオ州北部)の水不足の問題だったという。2019年には国連本部にてスピーチをし、環境保全の大切さについて力強く語った。…