キンセントリック・リーダーシップ・ネットワーク* Kincentric Leadership Networkから教えてもらった、人新世の革新的な研究
→ キンセントリック関連の僕の記事はここ
*キンセントリックリーダーシップについては記事の最後に
MORE THAN HUMAN RIGHTS
An Ecology of Law, Thought and Narrative for Earthly Flourishing
人権を超えて
地球の繁栄のための法律、思想、物語の生態学
More than human → 人間以上/人間以外の存在
「人権」は、ANTHROPOCENTRIC 人間中心/人間至上主義
ANTHROPO 人間 CENTRIC 中心
*現場は、一部の人間(先進国民、投資家とか)中心とも言える
そこで、虫たちの権利、動物の権利、木々の権利、川の権利、山の権利などを憲法や法律、世界観に含めていく運動が世界的に広がり始めている。
研究者たちが向き合っている大きな問いの一つは、
「人間至上主義のない人権」をどうやって想像するか?
現代社会の土台となってしまっている、人間と自然の分断思想から、原点回帰して、分断思想では解決できない様々な難題(気候危機など)をキンセントリックに捉える。
KINCENTRIC
KIN 親族 CENTRIC 中心
人間以外の存在を「もの」として関わるのではなく、大切な「家族」として敬意をもって関わる。日本のかつての思想でもあるし、先住民族の世界観でもあると聞いている。
以下、More-Than-Human Rightsの研究会より
この本には、More-Than-Human Rights (MOTH) プロジェクトの最初の集会に参加した世界中の一流の弁護士、科学者、哲学者、作家からの寄稿が含まれています。この巻では、MOTH フレームワークの哲学的、法的、科学的基礎と、法律、人権、生態学、政治、ストーリーテリングなどの分野におけるアイデアや実践への影響について説明します。
私たちの感覚と道徳の視野を広げ、地球の生命網の一部として自分たちを再認識するための先住民族の知識と生態学への誘いに基づいて、この本の挑発は、人間を超えた世界における権利を見つけることです。この本を導く質問の中には、次のようなものがあります。
どのような理論的および法的アプローチが自然権の基礎を強固にすることができますか?
自然科学、先住民族の知識、その他の分野からの発見は、自然の権利の考え方にどのように新たな光を当てているのでしょうか?
どのような種類の人間以外の存在を保護する必要がありますか?
彼らはどのような種類の権利を保持していると認識されるべきですか?
この概念を取り入れた既存の法律、憲法の規定、訴訟から得られる教訓は何でしょうか?
もっと広く言えば、「人間至上主義のない人権」をどうやって考えることができるのでしょうか?
すごく素敵なホームページなので、ぜひサイトを見てみて。
http://mothrights.org/more-than-human-rights-an-ecology-of-law-thought-and-narrative-for-earthly-flourishing/
ホストはニューヨーク大学の法律学部みたい
僕が関わっているKincentric Leadership ネットワークについて
キンセントリック・リーダーシップとは
(主催者の説明をAI翻訳)
「世界中のさまざまな文化において、人間のアイデンティティは人間以外の親族と切り離すことはできない。
草原や森林、山や岩、川や海など、私たちが故郷と呼ぶ風景は、親類ともいえる人間以外の生物によって共有されている。
古くから伝わる神話と現代科学は、こうした親族関係をより強固なものにしている。
森林生態学からヒトのマイクロバイオームまで、新たな研究が示唆するのは、人間であることは複雑な旅路であり、それは多くの仲間の恩恵によってのみ可能になるということである。」
「キンセントリック・リーダーシップとは、人間以上の世界との直接的なコラボレーションを、すべての介入、戦略、文化、働き方の中心に据える実験的な分野である。
それは、私たちが根本的に他のあり方を取り込み、複数の知性から学び、互恵的な尊敬、尊厳、相互繁栄という共通の目的に向かうために影響力を行使することを求めるものです。」
キンセントリック・リーダーシップ・ネットワーク* Kincentric Leadership Network
→ この世界観については、ロビン・ウォール・キマラーの本「植物と叡智の守り人」がおすすめ。(Amazonでは、なるべく買わないでね)
日本で、キンセントリック研究と活動を一緒にしたい人を探しているので、関心がある人は会いましょう!