Japan Timesにフリーランスで寄稿しているライターから、アーバンファーミングやアーバンパーマカルチャーにインタビューを受けた。
ほんの少し、僕の言葉と視点を載せてもらえたので、シェアしたい(英語だけど)。
JAPAN TIMESの公式サイトの記事はここ
ポイントとして、彼に伝えようとしたのは
アーバンパーマカルチャーとアーバンファーミングの違いは
→ パーマカルチャーは食糧生産だけがポイントではないこと。
どちらかというと、パーマカルチャーはエネルギーデザイン。
暮らしのエネルギーデザイン、社会のエネルギーデザイン。
その中の重要な要素の一つが食糧生産。
なので、メディアに出る流行りのアーバンファーミングは、エネルギー効率よりも、いかに注目と利益を最大化するかがゴールな感じがする。
電気やガスを大量に消費して、かっこいい最先端のテクノロジーで人工的管理が欠かせない形(レジリアンスが低い)で食糧生産をしている。企業の投資や政府の助成金、安い電気や化石燃料がなければ採算が合わない。
全体を捉えると、ものすごくエネルギー効率が悪く(研究に投資されているコスト、ハイテク機材の生産と維持にかかるエネルギーとか含め)、人類の役には立たないけど、お金儲けという面では、優れているのかも。。。
→ パーマカルチャーは、マネタイズしにくい。パーマカルチャーには、earth care 地球を大切にすること、people care 人を大切にすること、share the abundance そして分かち合うことが指針になっている市民運動。
とくに、分かち合うことがベースにあるから、私有化/個人の利益の最大化を指針にしている資本主義の中では「成功」しにくいし、「スケールアップ」もしにくい。
もちろん、世界の中ではパーマカルチャーデザインナーやコンサルとかで儲けている人もいるし(おそらく日本ではあまりいない)、仕事として生活を成り立たせている人もどんどん増えている(デザイン、施工、ガーデニング、ショップや教育)。
例えば、9つの資本のベースとなった記事、8つの資本を作った作者の一人イーサン・ローランはコスメ会社のLUSHとかと取り組んできたみたい。
*僕は資本主義にはときめかないけど、パーマカルチャーを長年やっている先輩の中では、資本主義が好きだったり、そこに可能性を感じている人もいるので、人それぞれって感じかな。
アーバンファーミングは、市民運動から産業まで幅広い動きがあるし、一般の人にとってはパーマカルチャーより分かりやすいので、より大きくて華やかな動きになっているんじゃないかな。
アーバンパーマカルチャーのような草の根運動から、ハイテク産業が進めているエアロポニックス(空中栽培)バーチカルガーデンまでが含まれている。
問題は、どうしてもメディアが取り上げたくなるのは、後者の方。政府の助成金も、投資家のお金も。
Japan Timesの記事も、結局一番大きな写真がハイテクノリの方になってた。
でも、ハイテク万歳カルチャー社会の読者としては、そっちの方が興味が出るよね。
「すげ〜ハイテク〜」
そして、緑と人の写真は、「こういう人いるよね〜」みたいな。
ちなみに、緑と人の写真は、アーバンパーマカルチャー仲間の近藤ヒデノリが制作しているUrban Farming Lifeのもの。パーマカルチャー乗りのアーバンファーミング本。
今、クラウドファンディング中!
パーマカルチャーは、人間と自然、僕たちと地球のつながりを取り戻す市民運動
都会で、田舎で、その間(都市近郊)で、一緒に豊かな暮らしと社会を創造していこう!
2023のスケジュール
Onlineの学びのコミュニティ【いかしあうデザインカレッジ】ずいじ募集中!
3月〜11月 自由大学「実践!アーバンパーマカルチャー」連続講座
*締め切り2月28日
→ 6月20日〜26日(前半)8月8日〜14日(後半) PDC パーマカルチャーデザインコース
8月19日〜20日 Gaia Education連続講座の一部
9月か10月 Dancing for Universal Peace 平和の踊りワークショップとスエットロッジ儀式(調整中)@いすみ市
11月1日〜8日 サティシュクマール&ヴァンダナシヴァと学ぶインドのリトリート通訳つき(調整中)@インド
12月 タイ王国のエコビレッジとカレン族と過ごす旅(やるかも)@タイ