an an 【第21話】代金の無い料理店『カルマ キッチン』創設者・ニップンさんのギフトな生き方。

マガジンハウスの元編集者で、
5月のギフトエコロジーツアーに参加した
あやちゃんのギフトの冒険。

今回はニップン・メッタの話。
ギフト精神を世界中に広めている、
中心人物の一人。

彼と話していると若い仙人と話している感じ。
時代を変える要チェック人物。
最後のyoutubeもおすすめ。

ツアーの第一話は【第18話】ついにヒッピーになる?!

ツアー第二話は【第19話】ギャングの巣窟で家を開放するヒーローたち。

ツアー第三話は【第20話】50年間サンフランシスコのど真ん中で、無料で食べ物を配り続けるツリーさん。

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【第21話】代金の無い料理店『カルマ キッチン』創設者・ニップンさんのギフトな生き方。

お会計0ドルレストラン

カリフォルニア州・バークレー。ここはカリフォルニア大学バークレー校がある活気溢れた学生街です。その中心、ダウンタウン バークレー駅から徒歩10分ほどの場所に『カルマ キッチン』というインド料理店があります。ここは、本場仕込みの美味しいベジタリアンインド料理が食べられるだけではなく、とても不思議な体験ができるレストラン。いったい何ができるというのでしょう? それはお会計時に判明します。「ごちそうさま」と伝票を見れば、「あなたのお会計は0ドルです」と書かれています。「タダってこと!?」。いいえ、ちょっと微妙にニュアンスが違います。伝票をよく読めば、前に来たお客さんが食事代を先払いしてくれたこと。そして今度はあなたが次のお客さんへギフトの輪をつなげるチャンスだと書かれています。けれど決してそれを強制するのではなく、あくまでもそのスタンスは“インビテーション(お誘い)”。つまりお支払いの請求はもちろん、いくら払ってくださいというプレッシャーもありません。笑顔を絶やさず働くスタッフ達もまたボランティアスタッフだといいます。オークランドにあるギャングの巣窟で家を開放しているパンチョとサム。そしてサンフランシスコのど真ん中で、50年以上無料で食事を配り続けるツリーさん。彼らのようにここベイエリアでは、私有や営利を原理とする資本主義経済ではなく、支え合いや与え合いをベースとしたギフト経済で生きる人達がいることを知りました。けれども『カルマ キッチン』は飲食店、お店です。非営利団体だとしても賃料や材料費など店舗運営経費、資本が必要です。そこでギフトの輪を繋げなかった場合のリスクを常に店側が抱えなければなりません。そんな『カルマ キッチン』ですが、なんとスタートして8年以上も経つといいます。3年もてば良いとされる飲食業界で8年は大快挙。一体、創設者であるニップン・メッタさんとはどういう人なのでしょう? そして、どういう経緯でギフトなレストランを始めたのでしょう? お話を聞いてみると…。

創設者インタビュー!

ニップン・メッタさん。1975年12月31日生まれ。UCバークレーでコンピューターサイエンスと哲学を専攻。大学三年生のときに働いたIT業界で必要以上のお金を得て、全てギフトすることを決断。現在もギフトな生き方を歩み続ける。
「今私たちが生きているのは、個人社会ですよね。“私はどうするのか”“私はどうやって生活していくのか”“私はどう自分の恐れと向き合っていけばよいのか”。私、私、私…と、いつも自分中心で考えねばなりません。でも母親の胎内にいるときに、“5年プランを私はどうやるか”なんて考えませんでしたよね。私たちが相互に関係しあい、そして協力しあう世界。つまり全体意識のようなものと私たちが切り離されたとき視点が個へと傾き、こういった考えに陥るのです」とニップンさん。そこでレストランという形態をとり、利用者の意識をつなぐ実験をしているのが『カルマ キッチン』です。「店に行って何かを買うとき、値段が書いてあります。お金を支払って商品を受け取ると、売買成立です。これが既存の経済システム。いっぽうで、例えば私が友人の肩をマッサージします。その交換に友人から何かを返してもらうのではなく、彼に他の人の肩をマッサージしてもらう。それが一周したらいずれ誰かが私にマッサージをしてくれるというひとつの循環が生まれますよね。『カルマ キッチン』ではこの社会でその優しさのサイクルが可能なのかという実験をしているのです」。
続きはここ
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彼のTEDxトーク。超おすすめ!!!
和訳中です。

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パーマカルチャーツアーやってるよ。