円の支配者 – 誰が日本経済を崩壊させたのか

数年前に、Princes of the Yenというドキュメンタリーを誰かにすすめられた。

僕たちの生活を大きく影響する中央銀行の歴史と、戦後の歴史的な役割のお話し。

そもそも、お金や金融経済に希望を感じていないから(お金、交換、所有は分離の世界観が前提なのと、その支配構造が市民をコントロールしているから)、その仕組みを細かく理解するのが意味があるのか分からないけど、自分が住んでいる日本社会やグローバル資本主義の歴史(一視点)が知れたのは興味深かった。

最近、歴史的な円安やインフレーションによって、日銀がニュースに出るようになったのも、ドキュメンタリーを見る後押しになった。

とくに、印象的だったポイントは

  • 戦争中の大日本帝国の経済の仕組み
  • 戦後、GHQが大日本帝国の政府関係者を、そのまま利用して、新しい日本政府は大日本帝国の役員などで再形成された。支配者(日本の軍事独裁政権から米国政府に)代わっただけで、ベースの構造と人は続いた。
  • 安倍元首相の祖父であり元A級戦犯被疑者のちCIAのエージェントとして活躍した岸信介(元総理大臣)の日本社会への大きな影響。自民党、CIA、ヤクザ(支配型組織)の協力関係と民主主義運動(安保闘争とか)の弾圧。
  • 日本のバブル経済の裏と日銀のパワー。バブルを作って、わざと崩壊させて、社会を変えるショックドクトリン
  • Wikipedia補足 シカゴ学派 (経済学 新自由主義) のミルトン・フリードマンの言葉「真の変革は、危機状況によってのみ可能となる」惨事便乗型資本主義:人々がショック状態や茫然自失状態から自分を取り戻し社会・生活を復興させる前に、過激なまでの市場原理主義を導入し、経済改革や利益追求に猛進してきた
  • アメリカの国際金融政策と政治戦略による、日本、韓国、タイ王国のバブルと崩壊後の政治と経済

ドキュメンタリーは、同じ名前の本をベースに作られた。


「バブルの創出も崩壊も日銀の『日本改造10年計画』の中に組み込まれていた」というのが本書の主題である。著者のリチャード・A・ヴェルナーは日本銀行の客員研究員時代の調査をもとに、権力が集中し、コントロールを失った日銀の内部事情を明らかにし、その金融政策がバブルの創出、崩壊にいかなる影響を及ぼしたのかについて厳しい指摘をしている。
経済政策は旧大蔵省が行う財政政策と中央銀行(日本銀行)が行う金融政策に大きく分けられる。だが、戦後の日本においては、大蔵省の財政政策ばかりに注目が集まり、日本銀行の経済に対する影響力は見過ごされていた。著者によれば、財政政策の効果は日銀が貨幣をコントロールすることで変えられるし、実際に日本銀行はそうすることによって日本の構造改革を進めようとした、というのだ。
本書を読めば、国民によって選ばれた人間ではなく、「プリンス」と呼ばれる一部のエリートが日本経済を動かしているという事実に、恐れを抱かずにはいられなくなる。論議をかもすこと間違いなしの衝撃的著作である。(土井英司)

<主な内容>
・戦後五十年、日本を支配した日銀の五人の総裁
・日銀の窓口指導と日本の覇権をめぐる争い
・実験―日本の最初のバブル経済
・不況を長引かせた日銀
・大蔵省と日銀の「バトル・オブ・YEN」
・日銀の「日本改造十年計画」
・景気浮揚―回復は始まっている
・セントラル・バンカーが暮らしを支配する

日本語字幕も選べるので、時間があるときに check it out.

何が本当なのかは、実際は分からないけど。。。

パーマカルチャーツアーやってるよ。