【子育てと非暴力】子供の存在を大切にする親子関係と社会

NVCと社会変革の大先生ミキ・カシュタンと、この前はなしてからずっと子育てと非暴力について考えている。2歳の娘とどうより「対等」な関係性を育むかがテーマ。

ミキとアニカ・カシュタンが行っているParenting without Obedienceがインスピレーションの一つ(告知しか見てないけど)。いかに、子供とコラボをする関係性を実践するか。子供の「いや!」と自分の「こうして欲しい」を同じくらい大事にするあり方。僕の思い通りに子供を従わせるのではなく、彼女にも選択肢が常にあって、それが尊重される土壌を自分の心の中で育みたい。

ついつい、歯磨きを強制したり、「寝る時間」ってきめつけて彼女を持ち上げてベッドに連れてったり、自分の常識を押し付けたり(テーブルには乗るな、食べている間は座りなさいとか)、評価して怒ったり(気をつけてないから皿が割れたんだよ!)。

医学者のガボール・マテの話の中で、現代社会の子育ては、子供が親の期待に答えるようにしつける子育てになってしまったという話も印象的だった。それが、子供の心に大きな不安やトラウマとなり(だいぶ話を省略している)、今の社会で見られる多くの依存症(ドラッグ、酒、買い物、自己犠牲をしてまで他人のために尽くすなど)や精神的な病の原因であることを指摘していた。

*かなり省略したから、この内容については直接ガボールマテの書いたものや動画がおすすめ
TEDx 依存の力 力への依存」は字幕があって見やすいかも

え〜〜〜〜

どうすれば、強制や、評価(「良い子」「悪い子」)や、ご褒美(お片付けしたら。。。)と罰(歯磨きしないと。。。)ではない子供との関係を育めるかに関心がある。

それは、彼女が健康で幸せに育って欲しいという願いとともに、自分の癒しのためにも

娘に教えられることより、2歳の彼女から学んでいることの方がはるかに深くて大切な気がする。

非暴力のあり方、いまこことのつながり、無防備さ

まさに、評価・批判をしないあり方を彼女は体現してくれる

子供ってなんて美しいんだろう

なんで、僕はこうなってしまったのだろう〜(嘆き)

こう話すと、「なんてダメな親なんだ」って自己評価(または、他者評価)してしまう罠にハマってしまうけど、それこそ自己共感や他者共感の練習!

休息が欲しいし、自分のスペースも必要だし、子供の健康に貢献したいし、もっとサポートが欲しい。。。。。完璧じゃない自分にも優しくしたい。お祝いもあれば、嘆きもいっぱいある。

ま、そんな感じで今はものすごく「子育て」と「非暴力」に関心が向いている。どうすれば、親の傷やトラウマを癒しながら、健やかで自分の存在に安心している子供を育てられるのか?

僕の現在の方向性としては

1。非暴力コミュニケーション(NVC)の実践

2。子供を育てるコミュニティー

核家族で子供を育てるのは、どこか不自然でものすごいストレスが生じる感じがする。本来、子供は群やコミュニティで育てるものだと思う。it takes a village to raise a childっていうフレーズがピンとくる。

金融経済活動に大人を追い込んで、さらに子育てを子供の「所有者」(親)や施設にさせる社会システムは、崩壊すると思う。子供が「希望」の存在から「負担」の存在になり、生物的にも子供を産むことへの意味も魅力も見失ってしまうじゃないかな。出産率が減っているのも、そういうことなのかも。

子供が産みたくなくなる社会こそ、持続可能じゃないよね。

子供が産みたくなるくらい、生活に余裕があって、社会に希望が感じられて、身の回りに助けてくれる人が充分にいて、妊娠から出産まで近所の人がお祝いしてくれる世界を育みたい。

いろんな人が喜んで子供を育ててくれて、母父が休みたいときに休めて、村(コミュニティ)が子育てをする懐かしい未来を復活させたい。

妊婦さんが周りから喜ばれて、安心して暮らせる社会。そこから、健康な未来が始まるんじゃないかな?

Wouldn’t that be nice? いいと思わない?

僕が政治家だったら、そこを第一目標にするかも。
(政治家じゃないから言えるのかも)

妊婦が安心できる日本!
子供中心の社会!

どうでしょう? それより重要なことあるかな?

長くなってしまったけど、そんなことを考えている。
そして、具体的にいすみ市でそんな世界をゆっくり創造していきたい。もうすでに、先輩たちがいろいろ素敵な展開をしてくれていることがとても嬉しい。

妊婦や、子育てをしている親をあたたかくサポートする文化と社会システム。核家族ではなく、コミュニティとして子供を育てる。

もしかしたら、子育てしている親向けのNVCワークショップ・シリーズをするかも(新たな妄想)。本当はいすみ市でリアルにやりたいけど、オンラインでやった方が多くの人にシェアできるかもって思ったりして、悩んでいる。

ビーチに行く時間や、家族で過ごす時間も減るから、ちょっとそれもハードルになっているけど。。。。

後押しがあれば、近々実現するかも

最後に、最近見たNVCと子育てのワークショップ by インバル・カシュタン
ミキ・カシュタンの亡くなってしまった妹?姉?
僕が多くの学びと成長の機会をいただいたNVC Leadership Programの創始者の一人でもある

「NVCの子育て」がテーマ

映像はこのリンク

パーマカルチャーツアーやってるよ。