【社会変革】男女差別・PATRIARCHY(家父長制)

*難しくセンシティブなテーマで
日本語に自信がないから
初稿というふうに捉えてもらえたら嬉しい 
forgive me in advance for my ignorance and insensitivities

アメリカのアクティビストの中で
中心的なテーマとなっているのが
patriarchy 家父長制・父権制
gentrification ジェントリフィケーション
race x class x gender 人種 x 階級 x ジェンダー

シティリペア運動の中心的人物マークレイクマンが
今回のツアーで結構 patriarchyについて話していた。
白人の男性として
アメリカのアクティビスト社会では
privilege(特権)が問われやすい立場ではある

彼のお話に出てきた本が
Chalice and the Blade (Riane Eisler著)という本で
西洋における先史時代から今までの
男女における抑圧的な関係性モデルと
パートナーシップ(対等・共生的?)関係性モデルについての
研究をまとめた本らしい。

青銅器時代初期(ミノア文明)までの
ヨーロッパから地中海地域では
男女が対等である、
平和な母権文化が主流であったと書かれている。
これらの文化は
命を生むこと
命を育むことを大切にしていた。

それが、気候変動と関連している不安定な時代に
戦闘的な遊動民族の襲撃によって
大きな文化的転換がおきた。
彼らが広めたのは
抑圧的システム(社会構造)。
男性が女性を支配することを含む 
厳しい支配の階級制度が特徴的であった。
そして、本物の男らしさは
パワーと暴力であると信じた。
(wikipediaに書かれたものを適当に訳した)

本質的な平和や社会変革を目指す中では
とても重要な視点だと思う。
男女関係、親子関係、組織の階級(会社とか)、
抑圧的なピラミッド型構造になっている感じがする。
権力者と服従者
男女の平等も
男性社会で戦える女性が
より対等になれる
「強さ」基準になっていることが気になる。
アクティビズム(社会運動)の中でも
繰り返し痛感する課題
教育から法律、僕たちの心までが
patriarchyのOSになってしまっている
(みんながいつもではないけど
平均的に見ていくとそう見える) 

これはかなり根深い人類の課題
この悲しい現実を変えていきたいね
(男性も女性も苦しんでいる)
これが性差別、ジェンダー差別、
人種差別、いじめ、自殺、 
ドメスティックバイオレンス、
独裁政権、戦争、環境破壊などを
可能にしている大きな要素だと思う 

これを変えていくためには
立場が強い人(例えば、男性)が
「この仕組みおかしいよね」って疑問に思いはじめたり

http://www.kanekashi.com/blog/2015/05/4144.html

社会社会的特権を活かして
弱い立場にいる人(例えば、女性)のアライになったり
自分の特権やランクをより深く自覚したり
それによる社会の歪みを理解したり
そういうところから始めるのはどうかな?
そして、不健康な抑圧的な関係に
従わないことも必要となってくる(とても難しいけど)。
例えば、パワハラをする上司やパートナー。 

ニュアンスが大事で
男が悪い、女性が良いっていうことではないんだ。
パワーや男性性がよくないとも違う。
男女関係だけのことでもない。
権力者や抑圧者を倒すとか負かすのも
僕が言っていることとは違う。 

ま、ちょっとずつ話題にしながら
理解を一緒に深めていこう。

そして、僕たちの先祖が生きていた
パートナーシップ型社会を再生していこう!

以下は、ネットで見つけた
北海道大学の種村 剛による文章 
オリジナルはここ

僕もまだpatriarchyの理解が浅く(マインドのOSもおそらくpatriarchyになっているだろうし)、日本語だからこのまとめがどのくらいいいのか分からないけど、読んだ感じよさそう。

家父長制(patriarchalism, patriarchy)


◆ patriarchalism と patriarchy 
□「最広義には、男性による女性支配を可能にする権力関係の総体を指す。ただ英語では、 patriarchalism と patriarchy という異なる原義が対応。前者については、旧約聖書にも起源をもつ、族長(家長)による部族成員に対する強い統率力を裏付ける支配の形態を指し、M.ウェーバー Max Weber が仮定と社会秩序における権力と権威の類型の中でこの概念を使用している。また後者は、文化人類学の領域で、matriarchy(母権制)への対語としてpatriarchy が性支配における父の支配・年長支配として使われてきた概念である」(金井[2006:25]) □「日本語の家父長制は、英語で言うと patriarchalism と patriarchy という異なる原語に対応している。前者は主に法制史や社会学で用いられ、特定の家族形態や支配形態を指す概念であった。日本の「いえ」制度を分析する概念として適用されたのも、この用法である。一方後者は主に19世紀の文化人類学で用いられたもので、親族組織における権力を持つ主体の性別に着目した分類であり、父権制と訳されることもある。しかし対立概念としての母権制(matriarchy)が、結局実証的に検証できなかったことから、概念としての意味を失うことになった」(瀬地山[1999:156]) 
◆ヴェーバーの家父長制(patriarchalism)
□「家父長制は男子家長が家産と家族成員を支配・統制する制度であり、家長の強い統率権のもとに家族成員が人格的に服従する古代ローマの家族制度が典型とされる。この場合の家族は生産の単位であり、家父長は労働人員の配置の決定者、生産物の所有・分配者として絶対的な権威を有した。
 社会学においてはヴェーバー、M.による、支配形態の比較研究が著名であるが、そのなかで家父長制 patriarchalismus は伝統的支配の典型的な例であるとされた」(古田[2012:202])
□「①家長たる男子が強力な家長権によって成員を統率・支配する形態。家父長制の支配は、しきたりとなっているものが侵しがたいものであるという信念、つまり伝統によって神聖化された規範に対して、人びとが人格的に恭順することを基礎として成り立つ、官僚制以前の支配の形態である。家父長は伝統および競合する他の権力の制約を受けないかぎり、個人的、無制限かつ自由気ままに従属者に権力を行使できる地位の継承者である」(社会学小辞典[1997:84])
□「家族は、その内部において性と世代を編成原理とする集団である。したがって、家族のなかでは、家族員の性と世代によって、各種の役割と権威が不均衡に配分されている。最高の権威は年長の男性が握っていることが多く、それ以外の年少の男性と女性はその権威に服従することになる。そのような支配=十属の関係が家父長制(patriarchy)と呼ばれるものになる。ヨーロッパ古代・中世段階に起源をもつ「家父長制家族」は父の専制的権力のもと、結婚しても男の子は他出せずに父の権限に服し、父の死とともに家族分裂となって、家産を分割相続していく家族形態をさしていた」(長谷川・浜・藤村・町村[2007:351]) 
◆フェミニズムの家父長制(patriarchy)
□「[…]1970年代以降の第二波フェミニズムは、ミレット、K. に代表されるように現代の男性による支配のシステムを家父長制 patriarchy と呼び、女性差別の解決のために家父長制の解明にとりくんだ。ミッチェル、J. は家父長制をイデオロギー的システムとみて精神分析的アプローチによって解明しようとし、また、家父長制を女性抑圧の物質的基盤とみるフェミニストたちは経済学的アプローチによって、家父長制を、資本主義的生産様式を支える再生産様式ないしは家内生産様式 domestic mode of production ととらえた。マルクス主義フェミニストは、家父長制と資本制との関係を問題にし、全体の再生産論、二重システム論 dual system theory などを展開した」(古田[2012:202])
□「②男性による女性の支配・抑圧・差別を非難・告発する意味を込めてフェミニストたちが用いる言葉。その場合には、支配の形態としての家父長制(patriarchalism)に対し、権力の所在が男性(家父長)にあることを示す patriarchy(父権制)という言葉が用いられる。この意味での家父長制はある種の物質的基礎(家事労働、私有財産など)に立つ生産様式(家内制生産様式)として、男性による女性のセクシュアリティの領有にもとづく再生産様式として、また支配形態や男性優位のイデオロギー装置として捉えられており、必ずしも一義的ではない」(社会学小辞典[1997:84])
□「しかし、1970年代以降、家産の問題とは異なって、家族制度や社会制度の男性支配を批判するフェミニズムの主要概念としても家父長制は用いられるようになってきた★」(長谷川・浜・藤村・町村[2007:351])
 ★ 上野千鶴子、1990『家父長制と資本制――マルクス主義フェミニズムの地平』岩波書店.→2009『家父長制と資本制――マルクス主義フェミニズムの地平』岩波現代文庫(学術216). 


▼文献
●――――、1997「家父長制」濱嶋・竹内・石川編[1997:84]
●瀬地山角、1999「家父長制」庄司・木下・武川・藤村編[1999:156-157]
●金井淑子、2006「家父長制」大庭・井上・加藤・川本・神崎・塩野谷・成田編集委員[2006:25-27]
●――――、2007「COLUMN11-1 「家父長制」と「家」制度」長谷川・浜・藤村・町村[2007:351]
●金井淑子、2008「家父長制」加藤責任編集[2008:826-827]
●古田睦美、2012「家父長制」大澤・吉見・鷲田編集委員・見田編集顧問[2012:202-203]

■濱嶋朗・竹内郁郎・石川晃弘編、1997『社会学小辞典 新版』有斐閣.
■庄司洋子・木下康仁・武川正吾・藤村正之編、1999『福祉社会事典』弘文堂.
■大庭健・井上達夫・加藤尚武・川本隆史・神崎繁・塩野谷祐一・成田和信編集委員、2006『現代倫理学事典』弘文堂.
■長谷川公一・浜日出夫・藤村正之・町村敬志、2007『社会学――Sociology: Modernity, Self and Reflexivity』有斐閣.
■加藤尚武責任編集、2008『応用倫理学事典』丸善.
■大澤真幸・吉見俊哉・鷲田清一編集委員・見田宗介編集顧問、2012『現代社会学事典』弘文堂.


▼参考文献
■上野千鶴子、1990『家父長制と資本制――マルクス主義フェミニズムの地平』岩波書店.→2009『家父長制と資本制――マルクス主義フェミニズムの地平』岩波現代文庫(学術216).

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